★ロバのミルク
《成分》
ロバのミルクは各種ビタミン、レチノール、ミネラル類など栄養たっぷり。
さらに人間の母乳にとても近いとされていて、それというのも他の牛やヤギのミルクと比べても“カゼイン”(アレルギー原因のひとつ)の含有率がとても低く、乳糖の割合、pH、密度なども母乳に似ているのだそう。
なので古代ヨーロッパでは母乳の出ない母親が、代わりにロバのミルクを赤ちゃんに飲ませていたという記述も残っています。
そんな万能なロバミルクですが、出産数が非常に少なく、デリケートな性格のロバさんから搾乳するのは難しいみたいで貴重品であります。
★阿膠(あきょう)
中国ではロバは薬用動物として利用されており、阿膠(あきょう)の他にも驢肉、驢毛、驢骨、驢脂、驢頭、驢陰茎、驢乳、驢蹄とほとんどが使われてきています。
・生産地…中国全土の中でも現在も圧倒的に著名な産地は山東省済南から南西120キロの東平県。ここから黄河の対岸、東阿が古代から阿膠の産地。
・作り方…ロバの皮を水に漬けて2〜3日、毛を去り、さらに2〜5日水に浸す。
鍋に入れて3昼夜水から煮て、液汁を取り出す。
同じ操作を 5〜6回繰り返す。
煮だし汁に明礬を少量加えて静置、夾雑物を沈でんさせる。
この上澄みを取って弱火で煮詰め、黄酒と氷砂糖を加え、さらに煮詰めて型に入 れて固まったものを直方体に切り、陰干しにしたものが阿膠である。
この過程で、東平県にある阿井という井戸の水を使うと良質の膠になるという謂われから阿膠の名が付いたと言う。叩けば簡単に砕け、砕いたものもそのまま使えるが、動物の皮なので匂いも味も悪臭であり悪味である。
硬い阿膠を定温乾燥器で60℃に加熱し、包丁で5ミリぐらいの立方体に切り揃えて準備。オキシジミという貝の殻を粉にしたとい う海蛤粉を鍋で予熱、サラサラになったところで刻んだ阿膠を投入、よく攪拌するとアラレのように膨らんでくる。焦げないうちに篩で蛤粉を落として「阿膠珠 (玉阿膠)」の出来上がりである。食べてみると焼きたてのエビせんべいの味である。止血作用が強くなるということである。
・薬効と漢方処方…血虚のものに補血薬あるいは弱い止血薬として使うもので、芎帰膠艾湯や温経湯、黄連阿膠湯などに配合されるのがこの使い方と思われるが、杏蘇散、炙 甘草湯、猪苓湯などというあまり関係のなさそうな薬方にも配合されている。血熱を冷やし、滋陰、潤燥の働きを利用したものであろう。矢数道明氏は猪苓湯の 主役は猪苓と阿膠であると書いておられる。
・成分…阿膠はコラーゲンとゼラチンの混合物である。これ以外の阿膠独特といえる成分はまだ明らかではない。
〈引用:小太郎漢方製薬 →HP〉
●Donkey Kicks…「下を向いた犬のポーズ」でロバのように脚を蹴り上げるポーズ。ヒップアップに効きますよ~。
●BAD ASS COFFEE →HP
ハワイのコナコーヒーのブランド。キャラクターがロバなのは、その昔コーヒー豆をロバが運んでいたからだそうです。ASSはロバのこと。
●ディンガチ【Dingac】…クロアチアのワインでラベルがロバ!
●パブロバ…ロバとは関係ありませんが、ロバとつくのでね。オーストラリアのメレンゲのお菓子。